#GR

LIFE!

To see the world, things dangerous to come to, to see behind walls, to draw closer, to find each other and to feel.
That is the purpose of life.

好きな映画は何かと聞かれてすぐに思い浮かぶのが「ショーシャンクの空に」だ。希望を捨てず、小さな努力を積み重ね、最後に自由を手に入れる主人公の姿が印象的であり、また励まされる。そして、少し前に観た「LIFE! (ライフ)」もまた、自分の中で何度も見返したい映画になりそうな気がする。

Summer in Tokyo

Hong Kong; Ricoh GR

 

普段は海外旅行に出てしまう夏休みだが、今年はゆっくりと都内で過ごしている。昨年末に日本に帰国した後にスタートしたプロジェクトが地方常駐のもので、かつ頻繁に中国出張が入るので、都内にいるのは実質週末のみという生活がずっと続いていた。だから夏休みはむしろ自宅で過ごそうと思った。

自宅で過ごすと言っても何もせずにぼっとするというより、自分の生活環境の改善を試みている。ここ最近ずっと自分の生活に行き詰まり感があったので、まずは身の回りをシンプルにしようと思い、いわゆる断捨離を実施している。

「もったいない」という気持ちと戦いながらも、「これは本当に自分に必要か」と問いかけながら不要な本、不要な服、不要な小物を片っ端から処分中。だんだんと部屋がスッキリしていくにつれて、自分の身辺も整理が付いていくような気がする。

シンプルに、自分が好きなもの、必要なものだけを選び、それと長く付き合うような生活がしたい。

Photo – Colaba with GR #2

Colaba, Mumbai;
Ricoh GR

 

Colaba Causeway を歩いたことのある外国人ならほぼ100%、声をかけられたことがあるはず。謎の太鼓売り達。

彼らは観光客にこの太鼓を必死にアピールしてくる。僕はこの太鼓とインドとの関係がよくわからないのだが、アフリカに近いムンバイだから、あちらの大陸からの流れを汲んでいるのかもしれない。しかし、残念ながらこれを買っている観光客を見たことはない。以前値段を聞いてみたら交渉前の値段で 600 ルピー(約1,000円)と言われた。

Colaba Causeway の様な場所では大きなカメラは人目を引く。だから Ricoh GR を使う割合がとても高い。センサーサイズが APS-C になった現行 GR は写りも文句ないので、このカメラだけ持って出かけても不安はなくなった気がする。

Photo – Colaba with GR #1

Colaba, Mumbai;
Ricoh GR

 

僕にとってのムンバイといえばやっぱり Colaba をおいて他にはないと思う。

目抜き通りである Colaba Causeway から少し入ったところに、このマーケットがある。今となっては一人でも入っていけるようになったけど、来て間もない頃は遠巻きに見て通り過ぎるだけだった。あまりの熱気に圧倒されていたんだと思う。このマーケットに気軽に入れるようになった時が、多分、インドで暮らすという意味で足が地についた時だったんだろうと思う。

ムンバイの日常 (9月)

エンペラーの会インド編の途中ですが、息抜きで9月に撮った写真から何枚かご紹介(たまには iPhone じゃなくて iPad や PC など大きめの画面でも見てみてくださいね)。

 

Mumbai;
Fujifilm X-T1 with XF23mm F1.4R; Post-processed

ムンバイで最も身近な Black & Yellow Cab ですが、3、4台に1台くらいの割合でこうしたレトロな車種に遭遇します。タイヤが抜けるんじゃないかってくらいフラフラと左右に揺られますが、これで結構スピードを出すドライバーもいるのでなかなかスリルがあります。最初の頃は面白がって乗っていましたが、最近はだんだん避けるようになってしまいました。

 

Mumbai;
Fujifilm X-T1 with XF23mm F1.4R

9月のガネーシャ祭り(ガネーシャ・チャテュルティ)の最終日の前日に Colaba にて撮ったもの。翌日の祭りに備えて料理を準備しているようでした。

最初とこの2枚目の写真はいずれも Fujifilm X-T1 にレンズ XF23mm をつけて撮っています。35mm換算で 35mm の焦点距離ですね。街中の散歩の時のお気に入りの組み合わせ。Fujifilm のカメラは色再現に定評があり、僕もそのカメラで撮ったカラー写真の色の出方はとても好きですが、白黒は白黒で滑らかなグラデーションが綺麗です。

 

Mumbai;
Ricoh GR

自宅の近くの大通りを歩いて近所の酒屋さんまでビールを買いに行きました。インドでは Kingfisher というブランドが最も飲まれています。僕もそれをいつも飲んでいます。こちらの写真は Ricoh GR にて。コンパクトなのでいつも持ち歩けるカメラ。コントラストが高いのはあえてそう撮っているため。

 

Mumbai;
Nikon D600 with AF-S 24-70mm F/2.8G; Post-processed

9月最後の夜、土砂降りの雨が振りました。たくさんの落雷も。最近は日中は雨は降らず気温もかなり上昇してきたのでモンスーンは終わりかなと思っていましたが、まだ粘っているようです。こちらはニコンの一眼レフ D600 にて。

先日友人(羅王)にカメラの話をしたとき、僕がカメラを複数台持っていることに驚かれました。写真好きにとっては当たり前の感覚なのですが、一般的にはそうじゃないのかな、と考えてみると確かにそうじゃないのかもしれません。その時の気分と状況と、取りたい写真とで使うカメラそしてレンズを選んでます。

盟友ムンバイへ来たり(エンペラーの会) #1 – 序章

Mumbai; Ricoh GR

 

先週の木曜日夜から日曜日にかけ、日本から友人がムンバイに遊びに来てくれました。より正確に言えば、遊びに来てくれたというよりも、僕が日本にいた時から参加していたある密会(エンペラーの会)が今回インドを舞台に開催され、それに参加するために数名のメンバーが日本からインドに来訪してくれたというのが正確な表現です。

盟友ムンバイへ

Mumbai;
Ricoh GR

 

日本から久しぶりのお客さまです。明日から数日間、日本から3人の盟友、戦友あるいは悪友がムンバイに来てくれます。それぞれ忙しい身だというのに有り難いことです。そしてますます有り難いことに、3人ともバラバラの飛行機でムンバイに到着。ロジが大変です笑。

既に彼らにはお伝え済みですが、ムンバイは観光スポットはあまりありません。インドだからタージマハルだろ、となってもタージマハルのあるアグラまで移動するのは半日から1日がかり。ムンバイからすぐに行ける観光場所としては、フェリーで行くエレファンタ島くらい。

それでも、ムンバイに来てもらえれば、見てもらえるものがあります。インド人の生き方、暮らし方。これは多分、日本のパッケージツアーでは得られないものです。ムンバイで住む僕が一緒にいるからこそ、見せられるものだと思っています。きっと何か持ち帰ってもらえると思います。

>エンペラーの皆さん、どうぞお楽しみに!

Wasabi by Morimoto

Mumbai;
Ricoh GR

 

ムンバイに来てからずっと気になっていたレストランについに行ってきました。Colaba の 5-star ホテル Taj Mahal Hotel にある、Wasabi by Morimoto という日本食レストランです。一人ではもったいないので、8月からムンバイに赴任された弁護士の友人を誘って行ってきました。

1月にムンバイに来て既に8ヶ月が経過していますが、これだけ日本食に飢えながらも今まで訪れなかった最大の理由、それはそのレストランの料金です。噂によれば一人あたり 10,000 ルピーはかかると書いてあり、それは実に日本円にして 17,000円。貴重な日本食とはいえそこまでの贅沢をして良いものか迷っていたのです。しかし賛同してくれる友人のお陰で気持ちが盛り上がり、今回、初挑戦してきました。

お店の雰囲気はモダンです。メインとなる寿司・刺し身のカウンターに加え、鉄板焼きのカウンターの2つが同居しています。寿司と鉄板焼きがレストランに同居するというのは日本だとまずありえませんが、日本食が貴重なムンバイにおいてはそれもまた合理的な判断ではないかと。今回は寿司カウンター (Sushi bar) に座りました。

 

Mumbai;
Ricoh GR

 

フードメニューを見ますと、値段はさすがです。大トロの握りが一貫あたり 900ルピーほど(1500円強)です。しかしここまで来てビビっても仕方ないので、値段はあまり見なかったことに。二人で相談して、土瓶蒸し、揚げ豆腐、そして寿司と刺し身の盛り合わせを注文しました。お酒は日本酒、といきたいところですが、1合あたり5000円くらいするので今回はワインのボトルを注文。

ネタは全て築地から空輸されているだけあって、新鮮で美味しいです。さすがに日本の一流店との比較はできませんが、それでも日本で食べる寿司と大きくは遜色ありません。久しぶりにちゃんとした日本食を食べている気分に浸って幸せです。うなぎの握りも頂きました。

 

Mumbai;
Ricoh GR

 

そして、日本食に飢えた二人ですので、結局、寿司だけではモノ足らず、鉄板焼きも注文し、Wasabi の看板メニューを大いに楽しませていただきました。最終的にお値段はうわさ通りの水準でしたが汗、それくらいの贅沢をしてでも、ここムンバイでこれだけちゃんとした日本食を食べられるのは有り難いことです。

カウンターで寿司を握っていただいたのは、ムンバイに来て一年ほどの日本人の職人さん。寿司のネタを見ながら、カウンター越しに日本人の職人さんと日本語でお話できるのもまたここでは貴重です。友人と一緒に、とても幸せな時間を過ごさせて頂きました。また来てくださいねと言われましたが、気軽に来れる場所ではないので笑、帰国前に再訪問できるかどうかといった感じです笑。

秋の足音

Tokyo, 2012;
Olympus E-M5

 

最近 Facebook の投稿に度々新サンマの写真が登場するようになり笑、日本に秋が到来しつつあることを感じます。食欲の秋ですね。まだ少し早いですが、木々の彩りの移り変わりも美しい季節も近づいてきました。カフェで読書なんてのもいいですね。日本人として、「秋」という響きを聞くだけで色々なものが連想できます。

 

Tokyo, 2013;
Ricoh GR

 

モンスーンが終わりつつあるムンバイは、青空が見える日も増えてきています。そして以前よりも太陽の光がより強く届き、夕日が建物をオレンジ色に照らすようになりました。といってもこちらは湿度が高いせいか、日本の秋空のような、透き通るような青や辺り一面が染まるような赤ではありませんけれど、それでも毎日どんよりとしていたこれまでの数ヶ月よりはずっと良いですね。

そんなことを考えながら以前撮った写真を見返していました。何気なく撮った写真ででも、今見返すと、うーむ、日本はいいなぁと改めて思うものばかり。

 

Tokyo, 2013;
Ricoh GR

 

ムンバイは一年を通じて温暖な気候なので、モンスーン以外に自然を通じて季節を感じるものもがあまりありません。旬の食べ物も聞いたことがありませんし(きっとあるのでしょうが)、もちろん紅葉もありません。

僕がムンバイに生まれていたら(インドは広いのでムンバイに限定)、秋に対してどんなイメージを持っていたんだろうと思います。秋 (Autumn) という季節があることは知っている。夏の終わりと冬の始まりの間にあることは知っている。それは雨季が終わる時期で、そしてディワリ(インド最大のお祭)の時期だ。そんな感じなんでしょうか。

 

Tokyo, 2013;
Nikon D600 with AF-S 24-70mm

 

春には桜を愛で、夏には緑いっぱいの自然を満喫し、秋には紅葉を楽しみ、そして冬には雪が降る日本。いいですね。本当にいいなと思います。

別にホームシックになってるわけじゃありません、まだまだインドで頑張れますよ笑。

夜明けの空港にて

Mumbai;
Ricoh GR

 

先日インドに来て初めてコルカタへ出張しました。朝7時のフライトにのるため、5時に家を出て、6時過ぎにチェックインです。ムンバイはインドの西沿岸ですが、コルカタはバングラデシュに面するインドの東側。2.5時間のフライト時間でした。

コルカタといえばかつてのイギリス領地時代の首都。しかし今は首都機能はデリー、商業機能はムンバイのその座を譲ってしまっています。時間があれば観光に訪れてみたいところですが、果たして残りのインド滞在期間中に叶うかどうか。個人的には東よりも、北西と南に興味があります。

北西というのはラジャスタン (Rajasthan) 州、南というのはケララ (Kerala) 州です。ラジャスタン州のジャイプール (Jaipur) は春に訪れました。気温が下がる秋以降、ジョードプル (Jodhpur) 行きを狙っています。

海外在住者が直面する子供の言語教育

Mumbai;
Ricoh GR

 

先日、ある方と話していて興味を惹かれたテーマです。例えば外交官のように、10年周期あるいはそれ以上の周期で海外に在住する家族が直面する課題の一つが、自分たちの子供の「思考言語の選択」だそうです。選択といっても基本的には、日本語を選ぶのか、英語を選ぶのかということです。

ここでいう「思考言語」とは、普段自分が何か物事を考えるときに、無意識に選択する言語を意味しています。当然、僕の場合は日本語になります。

僕はこうした分野についての知見はないので、以下は推測による話になりますが、人は後天的に非母国語を学ぶことによって、その言葉を母国語とする人と同程度に、その言葉を使う能力を高めることは可能であると思います。したがって他者との「コミュニケーション手段としての言語」については、論理的には、努力によって後天的にいくらでも習得することは可能と言っても良いかと思います。

しかし、人が無意識に選択する「思考言語」となると(もしそういうものが存在するならばですが)、それはおそらく一つの言語に集約されるといっても良いのではないかと思います。もしかするとヨーロッパの家庭に様に、異なる母国語を話す両親に育てられた子供はまた違うのかもしれませんが、それはここでは一旦は例外としておきます。

冒頭の話に戻ると、日本人外交官の様に、長期にわたって海外業務に従事する家庭において、自分たちの子供の思考言語の選択は、子供の教育における両親の重大な意思決定であり責任の一つであるとのことなのです。「両親の」と書いたのは、子供は年齢的に自分自身でその選択をすることはできず、親が「決める」必要があるためです。そして、今の時代においては、それを日本語にするのか英語にするのかという選択に迫られているとのことでした。

思考言語の選択、つまり日本語で考えるか英語で考えるか、によってどういった違いが生まれてくるのかについては興味深い問題ですが、ややこしくなりそうなので、ここでは一旦置いておきます。ただし一般的な感覚として、言語と文化、言事と習慣が切り離せないことを考えれば、当然、日本語か英語かという選択は、その子供の将来の思考様式や行動様式を大きく左右することは想像に難くありません。

僕は英語は後天的に身につけた言語で、しかも日本語と比べるとまだその運用能力は低いので、英語による思考の世界について深く考えることはできません。しかし実際に海外で暮らしていると、当然ですが、英語による思考が自然にできることのメリットは計り知れないであろうと感じています。少なくとも、これからの時代においては、合理的に考えれば英語を選択することは自然な流れではないかと思います。

一方で、日本の文化、思考、習慣といったものは、海外で暮らしていてその素晴らしさを再認識していますし、今後も正しく継承され評価されるべきものだと思っています。そして、それらと切り離すことのできない日本語を、少なくとも日本人である以上は、自分の子供の思考言語としたいとの想いもあります。加えて、正しく使うことができれば、グローバル化する世界であるからこそ、他者と差別化するための要素になりえると信じています。

自分の子供にどちらの言葉を選択すべきか、というのは答えのない世界です。もし自分がその立場なら、子供の将来ためにどちらを選ぶのだろうと考えてしまいます。そして、これは、今はまだ長期海外在住者だけの問題かもしれませんが、そう遠くない将来に国内を拠点とする家族にとっても重要な問いになってくるだろうと思います。

朝の色

In New Delhi;
Ricoh GR

 

先週の金曜日は朝8時デリー発のフライトに乗るため、5時台にホテルを出ました。こちらの写真は朝5時半前にホテルの部屋から撮ったものです。早朝なので物静かですが日中はクルマと人で賑やかになります。

ムンバイで金曜の夜から日曜の昼間で過ごし、その夜に再びムンバイからデリーに戻りました。月曜の朝からこちらでミーティングがあったので前夜入りすることにしたのです。日本だと東京から大阪くらいであれば当日の朝に移動すれば余裕なのですが、フライトでの移動が多いインドは飛行場との往復やフライトのチェックインなどで最低でも片道移動に3時間から4時間かかるので、移動のタイミングにも気を使います。

 

ところで今回のプロジェクトは短期でアウトプットを出す必要があり、朝から夜まで仕事のことを考えてしまう結果、なかなか気が休まりません。ちょっと気を緩めてダラダラしようにも、頭の片隅では仕事のことが離れないです。当たり前ですが、仕事のモヤモヤは仕事を通じてしか解決できませんね。もちろんそうした環境ですので、今回もまた色々な経験が積めそうです。

 

余談の余談ですが、私と同様にムンバイからデリーに出張している同僚が、どこかの週末はデリーに滞在して観光しようと誘ってくれました。土日の2日間あればそれなりの場所は回れるだろう、自分もデリーはあまり知らないから、と。有り難いことです。私も以前インドを旅した時はバラナシとアグラ周辺が主でデリーは中継地点として宿に泊まった程度なのできちんと観光したことがなく楽しみです。

第二領域の世界に杭を打つ

Flight to Mumbai;
Ricoh GR

 

デリーからムンバイに戻りました。といってもまたムンバイの自宅で過ごすのは週末のみで週明けからは再びデリーです。

今関わっているプロジェクトですが、プロジェクト最終日までの時間が短いため、平日は朝から夜までかなりみっちりと仕事が入ってしまいます。しかもホテル住まいという環境のため、せめて夜は自宅でゆっくりというわけにもいかず、どうしても張り詰めた気持ちが続いてしまいがちです。結果的に目の前の仕事のことで頭が一杯になりがちな毎日となっています。

しかしこうした毎日の中においても、中長期的な視点を忘れず、今の自分のあり方について振り返り、将来に向けた行動の布石を打っておきたいものです。今日の自分は数年前の自分の思考や行動の結果ですから、数年後の自分は、今日の思考と行動が大きな鍵を握っています。その時、自分が望む状態を手に入れているために、今日を意識的に過ごせたらと思っています。

今のように、直近の仕事のために必要な時間が日常の大半を占めているような状況においても、中長期的な視点を忘れないために私が意識していることは、朝起きたら手帳に書いてある自分のありたい姿を確認することと、加えてメモ書きで良いので手帳にそれに関連した自分の思考結果を書きとどめておくことです。私が尊敬するある方は「杭を打つ」という表現をよく使われていますが、まさに自分の手で思考を残すことによって、多忙な日常に流されないよう杭を打っているイメージです。

もちろんメモを書いたところで、それに付随する具体的な行動をその日に起こせるかというと難しい日も多いです。第二領域の時間はあらかじめ天引きすべし、というのは正論として理解していても、時間に追われてしまうことも現実には少なくないと思います。ですから、行動レベルで日々結果を残していくことは理想としつつも、それが難しい場合には、せめて自分の意識だけでも第二領域の世界に飛ばし思考を言語化しておくことで、自分がその世界に片足だけでも留まれるよう杭を打っておきたいのです。

 

写真はデリーからムンバイに戻る機上で撮影したもの。雨期のムンバイの上空はたくさんのダイナミックな形の雲に覆われていました。コンパクトな Ricoh GR は出張時でもカバンに入れておける頼もしいカメラです。

仕事の立ち上がりを早くするには

Delhi;
Ricoh GR

 

新しい仕事を始める時は、できるだけ早く立ち上がりたいものです。特に新しい仕事が自分の土地勘があまりない分野であればあるほど、立ち上がりを早くしておかなければ、不確定要素が見えないままに時間が経ってしまい、後から状況が悪化しかねません。

実は今、私がまさにその必要性に迫られています。今週から新しいプロジェクトがスタートしたのですが、なかなか時間がタイトで、きっちりと結果を出しながら、毎日着実に仕事を前進させていかなければいけない状況です。

 

一般的に新しい仕事を始める時は、情報収集をしっかりしたいとの誘惑にどうしてもかられます。そして色々な資料を集め読み進めるのですが、結果的にそれだけでかなりの時間を要してしまうことも多いと思います。数日経ってみても何も新しいアウトプットが出せていないという事態が起こってしまいます。

情報収集を優先する方法の大きな問題は、本来はアウトプットに必要とされない情報も集めてしまい、かつそれの理解のために時間を使ってしまうことでしょう。時間に余裕のある仕事であればこうしたやり方でも問題はないと思いますが、時間がタイトな場合は、インプットの時間を最小化しアウトプットの時間を最大化する意識と工夫が欠かせません。

 

インプット最小化、アウトプット最大化。そのための具体的な方法として、これまでのところ一番確実だと思うことは、最終的に必要な仕事の成果物からの逆算思考です。情報が不足していても、最終的なアウトプットのストーリーや枠組みを先に考えてから、そのために必要な情報を選択的にインプットしていく方法です。

情報が不足していて理解が足りない状況で答えをつくっていくようなものなので、もちろんハードルは高いですし、結果的に誤った枠組みをつくってしまうことも当然あり得ますが、それでも無作為に情報収集をしてから始めるよりは、確実に成果が出せる方法だと思っています。それに何より、日々、必要な成果物が着実に生まれつつあるという安心感も高いです。

新しい仕事に取り組む時は、最初から逆算思考で答えを出しに行く。これを基本原則として仕事を進めていきます。

 

現在デリーに滞在していますが、連日、日中の最高気温が40度を超えています。夕方になっても40度台をキープし、夜中も30度台のままの様です。幸い一日の大半をオフィスで過ごしていますが、ちょっと屋外に出るとかなりの熱気。日本ではまずなかなか経験できません。

フットワークの軽く動ける仲間の存在(シンガポール #2)

Singapore
Ricoh GR

 

昨日から土日を利用しシンガポールに来ています。 (http://phoword.com/2014/06/unusual-weekend/)

今回の2日間限定のシンガポールの旅の始まりはとてもシンプルで、そのシンガポール在住の友人が、数名の仲間に「今度シンガポールで集まらないか」という声がけをしたことが発端です。当時それ以上は明確な目的も具体的なプランもなかったと思います。

こうした声がけを頂いた時、どんなリアクションが想定されるでしょうか。

自分にとって興味深いものであれば、少なくともまずは一旦その場では「そうだね」「いいね」という肯定的な返答が生まれると思います。実現できるかどうかは分からないけれど、実現したら面白そう。そういう本心から出てくる言葉ですよね。

しかしその後はというと、そのままどんどん時間が流れてしまい、そのアイデアはなかなか動き出しません。そして何かの瞬間にふと「あれはどうなったのだろう」と思い出すものの、そのまま結局流れてしまう。というのは実際によく経験するケースではないでしょうか(実際、私もそうした経験は多数・・・)。

アイデアが出たその場では面白そうだと思えても、それを実現させるとなると、日程の調整やプランの具体化などの負荷も大きいですから、「いつか」「今度」と言っている間にアイデアが流れてしまうことも、残念ながら少なく無いと思います。

しかし今回の場合はというと、「今度シンガポールで集まらないか」という声がけに対し、一緒にいた仲間たちは「集まります。いつにしますか」という問いで返答したのでした。そしてそのアイデアがより具体化し「XX月XX日に決まりました」という案内が流れば、数日のうちに「日程を調整出来ました」「飛行機のチケット確保しました」というやり取りが行われ、一定数の仲間が集まる結果となったのです。「面白そう」と感じた自分の正直な気持ちをそのまま放置せず、実現まで皆それぞれが動いたのです(しかもかなり短期間のうちに)。

 

・・・誰もが色々な「やってみたいこと」「行ってみたいこと」を心に描いていると思います。しかし、日常の忙しさや様々な制約を理由に、実現に向けた行動を先延ばしにしてしまうのもまた事実。それでも、実際にそれが実現できるかできないかの本当のところは、まずは動いてみなければ分からないもの。分からないからこそ、とにかく少しずつ動いてみることが大切なはずです。

動いてみた結果、うまくいかないこともあると思います。しかし動いてみた結果、うまくいくこと、現実のものになっていくこともまたあるはずです。結果は分かりませんが、まずは動く。当然のことですがそれが実現に向けた最も確実で最も大切なことですよね。

そうは言いつつ、私もそうですが、なかなか自分一人では動けないことも多いと思います。そういった時に何よりも有り難いのは、フットワークの軽い仲間の存在。ちょっとしたアイデアに賛同してくれ、実現に向けた具体的な行動を着実に起こしてくれる仲間がいると、毎日がとても躍動的で彩り豊かになるように思います。今回私がシンガポールで同行させて頂いた友人はまさにそうした仲間です。彼らの存在があるからこそ、私も忙しいを理由にすることなく、自分の心に素直に実現に向けたアクションを取っていくことができています。とても有り難い存在に感謝です。

異国の地にて友と過ごす週末(シンガポール #1)

Singapore
Ricoh GR

 

週末、土日を利用してシンガポールに来ています。金曜日の深夜にムンバイを出発し、土曜の朝、チャンギ国際空港に到着しました。

シンガポール在住の友人の声がけによって、日本そしてミャンマーから仲間が参集しました。もちろんせっかくの機会ですのでシンガポールも観光してきますが、それよりも友人たちと共に時間を過ごし語り合う時間を持つという方が目的としては強いかもしれません。インターネットを介し場所を問わず連絡を取り合う手段はいくらでも存在する今の世の中です。しかし、実際に現地で会い、共にメシを食べ、そして酒を飲みながら語り合うという直の交流は他には代えがたい価値があると感じています。特に今回は異国の地まで足を運んでの再会です。お陰でとても濃密な時間を過ごさせて頂いています。

加えて今回は、シンガポールに住み働いている方々との接点も頂きました。そうした方々から聞くシンガポールの現状や今後や、さらには外から見える日本の姿などは新鮮で、とても学びとなりました。こうした新しい視点を頂けるのは海外で人に合うことの大きなメリットの一つですよね。

 

今年は私自身、海外在住者という立場であるため、以前よりも積極的に海外(アジア域内)で人と会う機会を持とうとしています。これまでもフィリピン、香港といった地を訪れ、今回のメンバーを中心とした仲間との時間を持たせて頂いています。日本からインドに来る、あるいはその逆にインドから日本に行くとなるとややハードルが上がってしまい簡単ではありませんが、日本とインドの中間国を利用することで今回の様に週末を利用しての行き来も不可能ではありません。

もちろん海外で人と会うためには、ある程度の旅費を捻出しなければいけませんし、いくら土日だけを利用するといっても移動のための時間や体力もそれなりに必要になってきます。私も金曜日の夜、空港でフライト搭乗直前まで仕事をしての慌ただしい出発となることもあり、さすがに手軽な旅というわけにはいきません。

しかしそれでも実際に異国の地で友人と会うという経験は他には代えがたい魅力があります。自分たちが住む場所を離れることで普段よりも意識、精神が開放され、また現地の文化からの刺激を受ける中での会話は自由かつ未来志向で大変刺激的です。そして、そうした会話から生まれてくる、生き方や働き方に関する多様な視点は今後の自分の方向性にとてもプラスの影響を与えてくれるような気がします。

例え週末という短い時間でも、異国にて仲間と一緒の時間を過ごす。これは人生を前向きに生きるにあたって、とても効果の高い投資であると実感しています。

インドでカメラを持ち歩くのはまだ慣れない

Mumbai
Ricoh GR; RAW

 

未だにインドでカメラをぶら下げて街を歩くのは慣れていません。一眼レフなど持ちだそうものなら、最初は緊張して周りの視線を伺ってしまいます。

インドでカメラを持ち歩いているのは、観光スポットで外国人相手の写真撮影サービスを提供しているインド人(カメラは商売道具)か、あるいはその観光スポットを訪れている外国人や裕福なインド人くらいです。一度観光スポットを離れ、日常の生活圏に入ると、カメラを見かけることはほとんどありません。

従って私がカメラを持ち歩いていると、見た目の違いも手伝ってかなり目立ってしまうのです。自意識過剰かもしれませんが、外国人でカメラという格好は観光客としか見えないようで、路上の物売りや物乞いからの熱い視線を浴びることになってしまいます。もちろん他人の目など気にしては生きていけないインドですから、私もある程度は開き直って好きにさせてもらうのですが、やはり根っこは周りの目を気にする日本人。どうしても緊張してしまうのです。

 

ところでインドでは普段の生活圏では本格的なカメラを見かけないと書きましたが、インド人は写真を撮らないのかというとそんなことはありません。例えば街中でのパレードや何らかのイベント時には、スマートフォンのカメラで写真を撮るインド人達をよく見かけます(共和国記念日に開催されたパレードではボリウッドスターが登場し大変盛り上がっていました)。

日本では一昔前であればコンパクトカメラが活躍していたシーンだと思いますが、インドの場合、コンパクトカメラ市場の立ち上がりよりも先にスマートフォンが普及してしまったようです。日本においてもコンパクトカメラの市場はどんどんスマートフォンに取って代わられている現状を考えると、この先インドでコンパクトカメラが普及することは難しいだろうなと思います。

そう考えると、ノートパソコンに対するタブレット、インフラの必要なリアル書店に対する電子書籍など、新興国ならではの市場の立ち上がり方が想定されるものは他にも色々とあり得そうですね。

 

冒頭の写真は Black & Yellow Cab から。乗り心地はイマイチですが、手軽に使える日常の足として活躍してくれています。ムンバイでは定番のタクシーです。