: モンスーン

ムンバイの日常(8月)

ちょっと堅い話が多いこちらのブログですが、たまには写真と雑談を中心に。 仕事が忙しかった7月、8月ですが、週末の買い物やご飯の時はカメラを持ち歩いているので、少し雨のムンバイの街を撮ることができました(すでに過去の記事で使った写真も混ざっています)。 ムンバイに来た当初、夏のモンスーンの時期は大変なことになるよ、と色々な人から聞いていました。あちこちで道路は冠水して、膝くらいの高さまで水が溜まるよ。その溜まった水で子供たちが泳ぐよ。なんて話も聞いたので、どれくらい大変なことになるのか、興味と恐怖とが半分半分の気持ちでいました。 モンスーンは毎日が雨だと聞いていたのですが、実際に迎えてみると、ひたすら雨が振り続けるというよりは、一日に何度も夕立のような激しい雨が突発的に降るという表現の方が正しいように思います。そして、心配したほどに雨による日常生活への影響は少なく、このまま平和に秋以降の乾季の季節を迎えられそうな気がしています。 昨年もムンバイで過ごしていた日本人の方によれば、どうやら今年は平年より雨が少ないようです。ただ、こちらの地方ではモンスーンの時期に大量に降った雨を貯蓄しておいて、乾季の水不足を補うので、今年雨が少なかったということは必ずしも良いニュースとは限りません。 今週に入って、雨の頻度が減ってきたように感じます。雨が降っていない時はいつもどんよりとした曇り空でしたが、今日は朝から晴れ間も見えています。もう間もなく9月ですし、そろそろモンスーンも終盤なのかなと感じます。 9月から11月という季節は、日本では自然が見せる表情の変化がとても素晴らしい時期ですが、こちらムンバイでは淡々と、雨季から乾季へと変わっていきます。 写真はいずれもフジフイルム X-T1 に XF35mm F1.4R もしくは XF23mm F1.4R をつけて。カメラ出力の JPEG に対し、少しだけ Lightroom で調整しています。 最近、白黒で撮ることが多くなりました。一つはこのカメラだと白黒が綺麗に撮れるということもありますが、もう一つは、インドの街は色が多すぎて(しかもゴミもたくさん落ちているので笑)カラーだと落ち着きが無いということもまた理由です。