R, Stats, and Exploratory
大学院時代は物理モデルのシミュレーションのために主に Python でプログラミングをしてもいましたが、今の仕事はそういうスキルはあまり必要なく、Excel が使えればほぼ必要な分析はできる環境です。ただし、Excel のみでは限界があるのも事実で、ここ数年は Tableau を取り入れてより発展的なデータ分析や可視化にトライしてきました。それには一定の効果を感じており、特に経営指標の定常的なモニタリングにはかなり役立っています。
一方で、これは Tableau を十分に使いこなせていないことも要因ではあると思いますが、本質的な部分では Excel のピボットテーブルをより高度に回しているだけの様なもどかしさも感じていました。もちろん扱えるデータの量と幅、分析の表現力には相当の違いがあるのですが。
という中で最近出会いが合ったのが Exploratory というツールです。R言語をベースに探索的なデータ分析のためのモダンな UI/UX を備えたもので、一月ほど使っていますが、かなり好印象。そもそも今見ているデータはどういう特徴があるのかというベーシックな部分からの理解が進みますし、最後は回帰分析や機械学習まで回すことが可能。そして何よりも、高度な処理が必要になれば生のR言語まで降りていける。
僕の仕事はビジネスサイドに主軸があってデータサイエンスはあくまでもより良い意思決定をするためのツールですが、Exploratory を使っていると、今まで見過ごしていたものや通り過ぎてしまっていた新たな視点が得られそうなので活用していくのが楽しみです。
R言語もあまり使った経験がないのですが(大学院時代に少し触った程度)、当然、統計解析の分野では誰もが認めるプログラミング言語なので、Exploratory と合わせて学んでいこうと思います。