写真について

Shelf

At a book store in Mumbai; Fujifilm X-T1 with XF18-55mmF2.8-4

 

何故か理由は分かりませんが、「写真」はこれまでのところ波はあるにせよ一貫して興味を持ち続けられている分野です。写真を鑑賞するのも好きですし、自分で写真を撮るのも好きです。

写真を面白いと思う理由を言葉に落としこんでみると、目の前に存在する世界を自分なりの切り口でフレームに収め、何らかの意味合いを加え、一つの完結した新しい世界を表現できることなのかなと思っています。目の前にある混沌とした世界を前提に、レンズとカメラを通じより単純に再構築しながらも、今まで見えなかった新しい視点を加える事ができるのが、きっと自分にとって面白いのだろうなと思っています。

スマートフォンの普及と Facebook や Twitter などの SNS の浸透によってこれまでにない膨大な量の写真が日々ネットで共有されるようになりました。自分が経験したオリジナルの世界を周りの人に知ってもらいたいという個々人の欲求がそうした動きを加速しているのだと思います。誰もが表現者という一面を持っているのでしょうね。

きっと私の場合も根っこにあるのはそうした自分の世界を表現したいという気持ちなのだと思います。

 

ところで写真付きの方であれば必ず共感頂けるかと思いますが、カメラを持つと、周りの世界に対する興味や感度がぐっと高くなります。興味深い被写体や、写真として映える光や影を常に追い求めるような感覚が続きます。そしてカメラを持っていなければ素通りしてしまうようなシーンを実際に察知し、レンズを向けることができるようになります。

こうした「超高感度」モードは、写真以外の分野においても持ちたいものですね。

軽く読み流してしまう記事、何となく会話して別れてしまう多くの人、目の前を素通りしていく街中のモノやコト。その先に新しい世界が拡がっている可能性があるにも関わらず、気付くことなくその瞬間は日々過ぎ去ってしまっているのではないかと思います。

その「瞬間」を見逃すことなくちゃんとすくい取る事ができれば、きっと膨大な気付きや学びがあるはず。そのために何より必要なことは、見えない世界を見ようとする執着心や好奇心ですよね。そしてそれは写真と同じように、何度も繰り返し試行錯誤することで、より感度や精度が上がっていくのだと思います。

そんなことを考えながら、写真を見たり撮ったりしています。